行事

こんばんは。水曜日担当の杉浦です。

先程、駐車場のカラーコーンが飛んでいると会員様が教えて下さり、外に出たら寒くてビックリしました。明日は雪が降るかも知れませんね。身体を冷やさないように温かくしてお過ごしください。

以前のブログで話題にしました今年の漢字は「税」でした。選ばれた理由は、消費税率が17年ぶりに引き上げられ「税」について考えさせられた年だからでした。まだまだこの問題は続きそうですが、政治にも興味を持って将来の事をもっと考えていきたいと思います。皆様にとって今年の漢字は何でしょうか?

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先日、一足早く日本の伝統である餅つきをしました。餅つきといえばお正月のイメージが強いですが、桃の節句には菱餅、端午の節句には柏餅などがあるように昔からの日本のお祝い事には餅つきが欠かせなったようです。その中でもお正月の餅つきは特別です。年末からお正月にかけての餅つきには、「鏡餅を準備する意味」と「お雑煮にいれる餅を作る意味」の2つがあります。この2つは微妙にニュアンスが違っていて、由来も別のところからのようです。

年末の鏡餅には、新年の神様である歳神様をお迎えして、「今年1年が幸せでありますように」とお祈りするためです。その歳神様をお迎えするためにつくる料理がおせち料理です。そして、歳神様がお正月の間に落ち着く居場所が鏡餅です。この鏡餅を準備するための餅つきは古くから行われていて、奈良時代には神社に鏡餅がお供えされていたようです。まずこれが、餅つきの宗教的な由来です。

もう1つのお雑煮に入れたり、焼いて食べるお餅もあります。このお餅の由来は稲作農家の食文化にあるといわれています。民間に広く普及していた文化で、農民たちは、お祝い事の度に餅つきをしていました。お餅には神様からの魂が宿り、生命力が与えられると言い伝えられています。昔の農民のお年玉はお金ではなくて、丸いお餅を振舞っていたようです。神様からの魂(お年魂⇒お年玉)をいただく料理がお正月に私たちが今でも食べるお雑煮です。このお雑煮に入れる丸餅に関しては、新年を迎えてからも、おめでたいという理由で餅つきが行われます。新年だけではなく、年中おめでたい時には餅つきが行われる風習が今でも残っています。ここが鏡餅と違うところです。

そしてパルスポーツクラブ6・3では、平成27年1月2日に餅つきをします。お雑煮ではありませんが、つきたてのお餅はお汁粉に入れて振る舞います。お正月にもぜひお越しください。