スキー

こんばんは。水曜日担当の杉浦です。

スタッフブログでもウインタースポーツの話題が何度か出ていましたが、私も今シーズン初めてスキーに行ってきました。子どもの頃、父親に連れてってもらい滑れるようになりました。一時期スノーボードもやりましたが、私はやっぱりスキー派です。昨年からは子どもと滑るようになりました。

さて、皆様は「ゴールデンエイジ」という言葉を聞いたことがありますか?ゴールデンエイジとは、スポーツのトレーニングに1番適した年代のことです。主に9~12歳頃(小学4~6年生)がゴールデンエイジと呼ばれ、成長期に入り運動能力が大きく伸びる時期になることから、効果的なトレーニングをすることにより、大きな成長が期待できると言われています。また、ゴールデンエイジ前後の時期のトレーニングも重要で、5~8歳(小学1~3年生)はプレ・ゴールデンエイジ、13歳からはポスト・ゴールデンエイジと呼ばれ、それぞれの身体の成長に合わせたトレーニングが大切です。子どもたち自らの成長力を最大限に活かせるこの時期こそが、子どもの長所をより伸ばし、そして短所さえも克服させてしまう「人生で一度しか訪れない絶好のチャンス」なのです。

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私の息子はもうすぐ小学生になりますのでプレ・ゴールデンエイジ期です。この時期の子どもの身体は「視機能」「神経系」の発達が著しい年代で、この時期のトレーニングがその後のゴールデンエイジ期へ大きく影響します。トレーニングによって「眼力」と「歩く」「投げる」「引っ張る」「跳ぶ」などの36の基本動作を身体や神経に覚え込ませます。この時期に一番大切なのは、身体に色々な動作を体験させることです。様々な動作を行い神経の配列を整えることで、動作の習得や調整力(リズム、バランス、タイミング、巧緻性、協応性など)を養います。鉄棒や自転車など、この頃に覚えた動作は、久しぶりに行ってもすんなり出来るのは、神経回路が確立されているためです。

息子は昨シーズン初めてスキーを体験して今回で2回目でしたが、私が言うのもおかしいですが結構滑れていました。もちろんトライスキーという道具のサポートもありますが、体重移動など身体を上手く使っていました。これは以前、私がパルスイミングのジュニアスキーのお手伝いを少しだけさせて頂いていたのでトライスキーを使っての指導法を知っていたおかげです。初めての子でもすぐに滑れるようになります。それにしても子どもたちの能力には驚かされますね。

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しかし、この時期の子どもたちは、集中力が長続きせず、常に新しいものに興味が移っていくといった特徴をもっています。これは神経回路に様々な刺激を与え、その回路をさらに張りめぐらせ、神経系の配線をより多様に形成していこうとする、自然な欲求の現れなのです。彼らは集中力がないのではなく、非常に高い集中力をもちながらも、常に多種多様な刺激を身体が求めているのです。

子どもたちのこのような集中力を利用し、飽きさせないで楽しませるためには、多彩な身体運動を含む「遊び」を与えていくことが1つのポイントです。鬼ごっこや木登り、ボールを使った様々な遊び、それらの動き1つ1つが後になって貴重なものとなって身体の中に刻まれていくのです。

これからも子どもたちと一緒に遊びながら、成長をサポートしていきたいです。

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