免疫力②

こんにちは。

日曜日担当の西藤です。

今週もご覧いただきありがとうございます。

さて、散髪後のハリネズミちゃんです。

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とてもスッキリしました!

 

では今週も先週に引き続き免疫力を低下させないための注意点をお話しさせて頂きます。

 

『免疫力を下げない注意点』

1. 体温を下げない

人間は平均体温が1℃下がると免疫力は約37%下がり、平均体温が1℃上がると免疫力は約60%活性化するといわれています。風邪をひいたとき熱が出るのも、体温を上げて免疫力を上げようとする防衛反応だといわれています。また、体温が低いと体内の細菌に対する抵抗力が低下し、腸内では悪玉菌や有害菌が増殖して様々な病気や感染病の原因にもなってしまいます。

通常、外気が暑くても寒くても、人間の体温は36.5℃~37℃の範囲に保たれています。人はこの平熱より5℃高い41.5℃の発熱ですぐに死ぬことはありませんが、逆に5℃低い31.5℃では、体内での代謝活動などが阻害されてしまい、生きることができません。人間の体は体温の低下には非常に弱いのです。

体が冷えていると、冷えている部分の代謝活動が落ち、大切な栄養素や老廃物を運ぶ血行も悪くなりそのため、婦人科系の病気だけでなく、心筋梗塞や脳卒中、ガン、アレルギー、うつなどの精神病など、あらゆる疾患の発病に影響を与える可能性があります。

 

2.日常の飲料水に気をつける

水は、体重の60~75%を占める体の主要な構成成分で、その10%を失うと健康が脅かされ、20%を失うと死を招くといわれています。水は一般に栄養素には含まれていませんが、とても大事な役割をしています。 

体内における主な水の働きとしては、血液の主成分として栄養成分や酸素などを体の各組織へ運び、また各組織から不要産物を体外へ排出(体内の不要産物を尿として排出する)、浸透圧の平衡を維持し体細胞の形態を保つ、発汗作用により体温を調節する、などの生命の維持に重要な働きを行っています。

その水の多くを、私たちは普段頼っています。水道水のほとんどは、貯水池、ダム、河川の水ですが、それらの水の中には、大腸菌などの細菌、空気中の汚染物質や農薬などが含まれているのが普通です。

そこで、取水した水をろ過浄化の後に、大腸菌などの細菌の発生を抑えるため、塩素(0.1ppm以上)を投与します。

しかし、安全のために投与されている塩素は、他の物質と化学反応を起こし、発ガン性物質であるトリハロメタンを生成している可能性がありますので、水道水はあまりおすすめはできません。

以上のように、水道水は発ガン性物質などの問題があるにせよ、塩素消毒などのお陰でなんとか飲めるようになった水です。

 

3.薬・抗生物質を乱用しない。

薬や抗生物質は、緊急、命の危険、重病、慢性病、感染症以外はなるべく服用を控えましょう。薬や抗生物質への安易な依存は、長期服用の副作用として免疫力の低下につながります。

抗生物質の最も適切な使用法というのは、病原菌を殺すことではありません。あくまで抗生物質によってある程度細菌の増殖を抑えつつも、その人が本来持っている免疫力で病原菌を排除していくというものです。

免疫系を弱める最大の要因は抗生物質の乱用によるものです。免疫系が弱まった時、ウイルスなどが体内に入りやすくなるため、次の方法として新たな抗生物質の使用に頼ってしまいがちです。

つまり、抗生物質の使用が免疫力を低下させるのです。免疫力が弱くなったために病気にかかり、再び抗生物質を使うことになるという繰り返しを防止することが大切です。

 

4.バランスの良い食事を心がける。

現代は食生活の偏りなどにより栄養バランスが乱れ、そのために免疫に大切な栄養が不足し、免疫力低下を招いていることが多く見られます。

免疫力を大きく左右するのが食事であり、「6つの基礎食品」からバランスよく栄養をとることがその基本です。

1群は肉・魚、2群は牛乳・乳製品、3群は緑黄色野菜、4群は淡色野菜・果実、5群は穀類・いも類、6群は油脂製品となっています。また、栄養素別にみると、炭水化物(糖質)・タンパク質・脂質が主にエネルギー源となる3大栄養素、これに体の機能維持や調整・抵抗力をつけるビタミン・ミネラルを加えて5大栄養素、そして第6の栄養素に食物繊維、となっています。

 

このようになっています。

少しでも参考になればと思います。

今週も、最後までお読みいただきありがとうございました。

来週もよろしくお願いいたします。