食べ合わせパート2

みなさん、こんにちは!水曜日担当の松山です。よろしくお願いします!

 

今回のブログでは、先週に引き続き、「食べ合わせ」について紹介していこうと思います!前回は良い食べ合わせについて書いたのですが、今回は意外と知らない良くない食べ合わせを4つほどお伝えしようと思います。

 

 

まず1つ目は、しらす+大根おろしです。この組み合わせはよく見かけますし、ご飯に合ってとても美味しいですよね!しかし、しらすに含まれる必須アミノ酸であるリジンの吸収を、大根が持つ抗体が阻止してしまうのです。また、免疫力アップや抗ストレス効果があるとされるリジンは体内で作ることができないため、食べ物を通して外部から摂取するしかないのですが、しらすを大根おろしと一緒に食べてしまうと、そのリジンを上手く体に吸収することができなくなります。

 

2つ目は、わかめ+ネギです。これもよくやってしまう組み合わせですし、意外ですよね!この組み合わせの場合は、わかめに含まれるカルシウムの吸収をネギに含まれるリンが阻害してしまうため、栄養吸収の面でもったいないと言えます。

 

3つ目は、生の大根+生のにんじんです。具体的な料理名を出すと、お正月などに良く出てくる「なます」です。なぜかというと、大根に含まれる豊富なビタミンCをにんじんに含まれるアスコルビナーゼが壊してしまうからです。このアスコルビナーゼのビタミンC破壊作用を避けるためには、大根とにんじんを50℃以上の熱で熱処理する必要があります。

 

4つ目は、ほうれん草+ベーコンです。これもまた、ファミレスなどでの定番メニューですよね!なぜ良くないのかというと、ほうれん草に含まれる硝酸は体内で亜硝酸に変化するのですが、その亜硝酸がベーコンに含まれるタンパク質の分解物と反応することで、発がん性物質を生成してしまうのです。加えて、ベーコンに含まれるリン酸が、ほうれん草の鉄分やカルシウムの吸収を妨げてしまうのだそうです。対処法としては、ほうれん草をビタミンと一緒に摂る、ベーコンを炒める前にさっとゆでる、などに気を付けることで、硝酸が亜硝酸に変化することや、鉄分やカルシウムの吸収が阻害されることを防げます。

 

 

みなさんは、これらの組み合わせがあまり良くないものだったと知っていましたか?同じ食材でも、食べ方・組み合わせ方次第で、栄養吸収の効率が大きく変わってきます。今後の食事では、こういった食べ合わせの良し悪しにも着目してみてくださいね☆

また、意外な食べ合わせを発見したら、随時みなさんにお伝えしていこうと思います!!!