みなさん、こんにちは。彩夏です!
今回のお話のテーマは「スウェイバック姿勢について」です。
先週、先々週に引き続き、今週も姿勢のお話です。
今回は日本人に多いとされる不良姿勢「スウェイバック」についてみなさんと一緒に勉強していこうと思います。
スウェイバック姿勢というのは一見、猫背と反り腰が混ざったような姿勢に見えます。
しかし、反り腰は通常、骨盤が前傾しているのに対して、スウェイバック姿勢は骨盤が後傾しています。
ではなぜ、骨盤の傾きが真逆である反り腰とスウェイバック姿勢が同じような姿勢に見えてしまうのでしょうか?
その答えには、スウェイバック姿勢における骨盤や股関節の位置が関係しています。
スウェイバック姿勢では、骨盤や股関節などのお腹・腰周りがかなり前方へスライドしています。
そのため、お腹がポッコリと前に出てしまい、反対に背中などの上半身は後ろに引かれて丸まった状態になり、姿勢のバランスを取るために頭は前に突き出てしまうのです。
背中が丸まって頭が前に突き出ているので、猫背ではあるのですが、それに加えて、お腹・腰周りが前方へスライドし、更には膝が曲がっているので、身体全体でS字カーブを描いているような姿勢に見えます。
そのため、腰自体は反っていなくても、身体全体でカーブを描いているので、一見すると反り腰ように見えるのです。
しかし、先程もお伝えしたように、反り腰とスウェイバック姿勢では骨盤の傾きが真逆なので、この2つの不良姿勢を改善するためのアプローチ方法は異なります。
自分は反り腰だと思い込んでいた人が、実はスウェイバック姿勢だった!ということはよくあるんだそうです。
反り腰の身体への悪影響ももちろん深刻ですが、スウェイバック姿勢はポッコリお腹、巻き肩、猫背、ストレートネック、がに股など本当に様々な身体の歪みを引き起こしてしまう不良姿勢です。
まずは自分がどの不良姿勢なのかをしっかりと把握し、自分の不良姿勢にあったアプローチをしていきましょう!
では、また来週!