熱中症

こんにちは。

日曜日担当の西藤です。

今週もご覧いただきありがとうございます。

今日の我が家の子です。

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この写真の中に福ちゃんが隠れています。どこにいるでしょう?

 

今日は熱中症についてお話させて頂きます。

ニュースを見ていて、この数日、熱中症で病院搬送された方が約1500名、亡くなった方が6名いることを知りました。

注意はしていても常になりやすい環境です。自分は大丈夫と思わずに過ごしましょう。

 

熱中症の危険性

熱中症の症状は、脱水症状だけではありません。重症になると体温調節がうまく出来なくなり、汗が出なくなります。そして体温が異常に上昇してしまい、細胞が破壊されることで、いろいろな臓器が機能不全となって死に至ることがあるのです。

日頃、喉の渇きを感じにくい方は特に注意が必要です。

熱中症の種類

1.熱失神

原因:熱を体外に逃そうとして皮膚の血管が広がり、脳への血流が減るため

症状:めまい・冷や汗・一過性の意識障害が出る

2.熱けいれん

原因:汗をかいた時に、塩分補給をせず水分だけ摂ったため、血液の塩分濃度が低下するため

症状:手足のけいれん・筋肉痛・足がつるなど

3.熱疲労

原因:大量の汗をかいているのに水分補給ができないため

症状:全身の倦怠感・吐き気・嘔吐・頭痛など

4.熱射病

原因:脱水症状の悪化や体温調節機能が働かないため

症状:40℃以上の体温上昇、汗が出ない、意識障害、全身の臓器の障害

 

熱射病は死に至ることもある危険な状態です。熱疲労は熱射病の一歩手前とされています。熱失神・熱けいれんの時点で早めの対応が必要です。早急な手当てが必要になるため、熱疲労、熱射病が疑われる場合は救急車を呼ぶようにしましょう。

 

熱中症のサイン

・口がすぐ渇く

•めまいや立ちくらみ、直進ができない

•生あくびが頻発する

•頭痛や吐き気、嘔吐がある

•手足のけいれんが出る

•身体がだるくなる

•汗が出過ぎたり、出なくなったりする

・意識がもうろうとする

 

このような症状が出たり、何かおかしいと気付いたら、まず涼しい場所に移り、水分補給をしてください。熱失神や熱疲労では脳に血液が回りにくい状態になっているため、休ませる時は頭よりも足を高くしましょう。

また、汗をたくさんかくと体内の塩分が特に失われます。水分補給をする時は、水やお茶ではなく塩分が入ったものを飲むようにしましょう。

しかし、熱い状態だからといって身体を冷やすために冷たい飲み物を飲みすぎないように気をつけましょう。冷たい飲み物を飲むと身体は「体温が下がった」と勘違いし、汗をかきにくくなります。

 

体の内部の熱は低下していないのに汗をかかなくなると放熱が止まり、さらに熱中症を起こしやすくなります。

水分補給用の飲み物は常温程度のものを選びましょう。

 

少しでも皆さんが夏を楽しく過ごすために参考になればと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

来週もよろしくお願いいたします。