こんにちは。
日曜日担当の西藤です。
今週もご覧いただきありがとうございます。
今日の、我が家の子です。
水浴びインコです。
今日は、積み重なる睡眠不足の危険性についてお話させて頂きます。
人間は一定の睡眠時間を必要としており、それより睡眠時間が短いと、足りない分が溜まっていき、眠りの借金が生じてしまいます。
これを睡眠負債と呼び、睡眠の借金がたまると、脳や身体にさまざまな機能劣化が見られるとアメリカのウィリアム・C・デメント教授(スタンフォード大学睡眠生体リズム研究所の創設者)が呼びかけました。
睡眠不足はよく聞くと思いますが、睡眠不足と睡眠負債は大きく違います。
お金に例えると、手持ちのお金が少なく、その場で返せないのが「不足」です。銀行にもお金がなく、返すあてがない借金の状態が「負債」です。
睡眠不足が積み重なり、慢性化してしまうことで、睡眠負債に陥るのです。
睡眠不足の蓄積が、がん、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、うつ病などの精神疾患、認知症など、さまざまな病気の発症リスクを高めてしまうため、睡眠不足による睡眠負債の増大はとても危険です。
では、適切な睡眠時間とは何時間なのでしょうか。
アメリカで行われた実験で6年間、110万人を対象に追跡調査をし、睡眠時間と死亡率の関係を調べたものがあります。
結果は、睡眠時間7時間が最も死亡率が低いという結果でした。
睡眠時間が短い人、例えば3時間睡眠の人たちの場合、死亡率は1.3倍ほど高かったのです。一方、7時間より睡眠時間が長い人もまた、死亡率が上がっているという結果だそうです。
日本でも同じような実験がされており、名古屋大学の研究で、40歳から79歳の男女約10万人について10年間の追跡調査をしたもがあります。平均睡眠時間は男性7.5時間、女性7.1時間です。10年後の死亡率がいちばん低かったのは、睡眠時間が7時間の人たちで、睡眠時間がそれより短くなるほど、あるいは長くなるほど、死亡リスクが増しているという結果だそうです。
睡眠不足が積み重なっていく事で病気のリスクが高くなります。
睡眠を取れていない方は、一度生活リズムを見直してみてはいかがでしょうか。
今週もご覧頂きありがとうございました。
来週も宜しくお願い致します。